アメリカ服飾社会史研究会のWebサイトへ、ようこそ!


第42回アメリカ服飾社会史研究会のお知らせ

 

第40回アメリカ服飾社会史研究会は新型コロナウィルス感染症の影響により延期して参りました。会場の都合により、状況が好転するまで、Office Com Junto主催のGlobal Session(濱田雅子の服飾講座「服飾から見た生活文化」シリーズ)と共催いたすことになり、第40-41回研究会は、オンラインと現地会場での会合をドッキングさせて、40 回は、2020年8月22日に、41 回は2021年2月13日に実施いたしました。お陰様で現地の会場にも定員一杯の参加があり、盛会に終わりました。

 

 

第41回は無事、盛会に終了しました。

 

 

次回は7月に開催いたします。

 

 

 


濱田雅子の新刊書出版のお知らせ


『20世紀アメリカの女性デザイナーの知られざる真実ーアメリカ服飾社会史 続編』(POD出版)

電子書籍 アマゾン kindle版 発売中

 ペーパーバック(Next Publishing インプレスR&D POD出版サービス) 2020年4月7日発売

 

アマゾンで販売

 

内容紹介

本書は、筆者の『アメリカ服飾社会史』シリーズの第4編である。本書のテーマは、端的に言えば、20世紀アメリカの女性ファッション・デザイナーの認知度である。アメリカの服飾研究者は、近年、この問題に精力的に取り組んでいる。彼女たちは、なぜ、認知度が低いのか。この点については、アメリカの服飾研究者は、正面切って見解を表明していない。筆者の憶測ではあるが、本書では、筆者のオリジナルな見解と今後の課題を打ち出した。

 

本書は服飾研究者、ファッションを学ばれている学生の皆様、ファッション・デザイナー、アパレル産業で衣服生産に携わっておられる皆様の必読書と言っても過言ではない。学術書ではあるが、一般読者の方々むけに、わかりやすく、読みやすい著作になるように、創意・工夫した。

 

国際的に見て、デザイナーの認知度のランキングは、いかがなものだろう?クリスチャン・ディオール、ココ・シャネル、イヴ・サンローランの知名度の高さは、言うまでもない。ラルフ・ローレン、カルバン・クライン、ダナ・キャラン、マーク・ジェイコブス 、マイケル・コースなどは、アメリカのファッション業界で著名な名前である。彼らは、収益性の高いグローバルブランドになっている。

 

 本書では、以下の6人の20世紀アメリカの女性デザイナーを扱っている。

 

 1920年代、サリー・ミルグリムはアメリカのファッションでパリの支配を克服し、パリのオートクチュールからの独立を宣言した。彼女は、現代のファッション・マーケティングのパイオニアでもあった。

 

ジェシー・フランクリン・ターナーは、ニューヨークで経済的に成功した永続的なクチュールビジネスを確立した最初のアメリカのファッション・イノベーターである。

 

ティナ・リーサは、1950年代に芸術家として育った。世界中を旅行しており、フェアトレード、持続可能性、デザインと生産におけるグローバルな展望を優先した。

 

ヘレン・リーとスザンヌ・ゴダートは、消費者の豊かさに支えられて、子どものファッションを大人の服と同等に位置づけようと努力し、成長する人口統計にファッションの視点をもたらした。

 

フィラ・ベネンソンは、ロシアからの移民であった。ニューヨークで名声を確立し大恐慌と第二次世界大戦を乗り切った大規模で多様なファッション・ビジネスを築いた。

 

皆さんは、これらのデザイナーをご存じでしょうか?おそらく、ご存じない方が多いのではないでしょうか?アメリカでも知られていないという。

 

こんな凄い活躍をしたファッション・デザイナーが、なぜ、知られていないのだろう? 

 

今日の社会では、SNSによる情報の受発信は、当たり前のコミュニケーション・ツールである。本書で対象としたSNSが未発達の時代には、認知度を高めるには、どのような方法があったのであろうか?

 

本書では、アメリカの服飾研究者の研究に基づいて、20世紀アメリカで活躍した6人の女性デザイナーの知られざる真実に迫ってみた。本書の出版によって、彼女たちの認知度が、我が国でも高まることを願っている。

 

 

       目  次

はじめに

第1章 サリー・ミルグリム

―アメリカン・ファッションのパイオニア―

1.歴史的背景と生い立ち

(1)歴史的背景

(2)生い立ち

2.ニューヨークのデザイナーとしての活躍

(1)デザイナーとして育まれた背景

(2)アメリカのファッション

(3)1930年代スタイルへの移行 1928₋1935年

(4)ファッション・マーケティングの起業家とパイオニア

3.まとめ

 

第2章 ジェシー・フランクリン・ターナー

―ファッション・イノベーター―

1.歴史的背景と生い立ち

(1)歴史的背景

(2)生い立ち

2.ファッション・イノベーターの誕生

(1)デザインの革新者としてのターナーの足跡

(2)ターナーの作品の特徴

3.‟Designed in America”キャンペーン

(1)“Designed in America”キャンペーンの歴史的背景

(2)モリス・デ・キャンプ・クロフォードの経歴

(3)“Designed in America”キャンペーンの特色

(4)“Designed in America”キャンペーンの成否

4.まとめ 67

 

第3章 ティナ・リーサ

―グローバル・ビジョン―

1.歴史的背景と生い立ち

(1)年 表

(2)生い立ち

2 ハワイ、ニューヨークでの活躍

(1)ハワイでの活躍  1935-1939年

(2) ハワイからニューヨークへの進出 1940-1941年

(3)ニューヨーク他での活躍

3.コレクション

(1) 1940-1959年

(2) ニューヨーク、インド 1960-1982年

4.ティナ・リーサのファッション哲学

(1)「芸術から産業へ、産業から芸術へ」

(2)アメリカン・ルック

(3)近代とポストモダニティ

5.まとめ

 

第4章 ヘレン・リーとスザンヌ・ゴダート

      ―子ども服デザイナー―

1.子ども服と子どもの概念の歴史

(1) 産業革命前の子ども服と子どもの概念

(2)母性と19世紀の子どものファッション

(3)20世紀の子ども向けファッションの開発

(4)性別と大人のスタイルの影響

(5)大量生産と子ども用既製服

(6)子どもたちの20世紀半ばのファッション市場

2.ジョセフ・ラブ社の発展の概説

(1) ジョセフ・ラブ社設立の背景

(2)ジョセフ・ラブ社の初期の開発、1920年代

(3)ジョセフ・ラブ社の子ども服の特色

3.ヘレン・リーの経歴と活躍

(1) 経歴

(2) 子ども服デザイナーとしての活躍

4.スザンヌ・ゴダートの生い立ちと活躍

(1) 歴史的背景と生い立ち

(2) 子ども服デザイナーとしての台頭

5.まとめ

 

第5章 フィラ・ベネンソン

―イリンスカ伯爵夫人・高級婦人服デザイナー―

1.ボンウィット・テラーの設立の背景と特色

2.生い立ち

3.ニューヨーク市での活躍

(1) ヴェルベンの設立

(2) ボンウィット・テラーでの活躍

(3)婦人既製服のビジネス

4.まとめ

 

第6章 総 括

1.第二次大戦前のアメリカのパリ・モード礼賛

2.ドイツによるパリ占領後のファッション動向

3.第二次世界大戦後のパリ・モード礼賛

4.20世紀アメリカの女性デザイナーの知られざる真実

 

あとがき

事項索引

人名索引(ファッションデザイナー他)

文末脚注(注・写真/図版出典)

 

 

. 229