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最近のニュース 会報No.11発行しました!


 

第40回アメリカ服飾社会史研究会は新型コロナウィルス感染症の影響により延期して参りました。

今後、会場の都合により、状況が好転するまで、Office Com Junto主催のGlobal Sessionと共催iいたすことになり、第40回研究会は、オンラインと現地会場での会合をドッキングさせて、2020年8月22日に実施いたしました。お陰様で現地の会場にも定員一杯の参加があり、盛会に終わりました。

本講座のレポートは下記のリンク先に掲載しています。

 

第41回は2021年2月に開催する予定です。

 

 

 

濱田雅子の『服飾から見た生活文化シリーズ』第19回を共に楽しみましょう。下記の動画は8月22日に観ていただきました。次回は、この映画を観て浮上してきた今後の課題について、共に学習して参ります。テーマは「現代アメリカの衣服産業について(その3)―消費者の視点から今後のあり方を問う―」です。

 本映像では映画『ザ・トゥルーコスト―ファストファッション 真の代償―』の濱田による解説を行いなっています。この映画は、今日、服飾ビジネスの世界を牽引しているファスト・ファッションをテ-マにしたドキュメンタリーです。主に欧米向けのほとんどの安価な衣服を作っているバングラディッシュや原料の綿花栽培地であるインドなどで取材した映像を元に、衣服の製造に携わる人たちの劣悪な労働環境、低賃金長時間労働、化学薬品の垂れ流しによる環境汚染や遺伝子組み換えコットン農家の悲惨な現状などを浮き彫りにしています。この解説が映画鑑賞のお役に立てば幸いです。この映画はYoutubeで観れます。

第41回アメリカ服飾社会史研究会のお知らせ

濱田雅子の服飾講座「服飾から見た生活文化」シリーズ19の開催予定 共催 アメリカ服飾社会史研究会


 

日時:2021年2月 予定

場所:ガレリアかめおか 3階 会議室  参加費: 600円

〒621-0806 京都府亀岡市余部町宝久保1−1Tel 0771-29-2700

 

テーマ 「現代アメリカの衣服産業について(その3)―消費者の視点から今後のあり方を問う―」(仮題

 

ゲストスピーカー: 濱田雅子  オンライン講座の予定(詳細は、後日、連絡させていただきます)

(元武庫川女子大学教授 アメリカ服飾社会史研究会会長)

 

 

コーディネーター:児嶋きよみ   

共催 アメリカ服飾社会史研究会

 


映画「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」の衣装


毎日新聞映画「ストーリー・オブ・マイライフ」 自立した女性、「現代的衣装」に、という見出しの以下の記事が掲載されました。

 

幾度となく映像化されてきたオルコットの不朽の名作「若草物語」。公開中の新作映画「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」(グレタ・ガーウィグ監督)は女性の自立を焦点に、19世紀の米国で少女から大人へと成長していく主人公たちの姿を生き生きと描く。本作は人物造形に果たしたファッションの役割が高く評価され、第92回アカデミー賞で衣装デザイン賞に輝いた。元武庫川女子大教授でアメリカ服飾社会史研究会会長の濱田雅子さんに作品の魅力を聞いた。

 「登場人物のキャラクター、パーティーや日常などTPOに応じた衣装バリエーションを展開しており、本当に素晴らしい」。濱田さんは本作で衣装を担当したジャクリーン・デュランに賛辞を贈る。歴史的な服装を再現した作品は多いが、19世紀と現代のファッションを融合させた点がユニークで「ここにこそアカデミー賞の評価ポイントがあると思う」と話す。

 物語は小説家を目指すマーチ家の次女ジョー(シアーシャ・ローナン)を中心に、姉のメグ(エマ・ワトソン)、病弱な妹ベス(エリザ・スカンレン)、末っ子のエイミー(フローレンス・ピュー)の4人姉妹の人生を、少女時代の回想を挟みながらたどっていく。

 当時の米国女性のファッションは「クリノリン衣装」と呼ばれる様式。スカートを大きくふくらませるためウエストから裾にかけてフラフープ状の輪をつないだ下着を身につけ、ウエストはコルセットで細く絞る。フォーマルな場でのメグやエイミーは、伝統的クリノリン衣装だ。

 一方、ジョーはコルセットを身につけず、シャツブラウスにベストとジャケット姿で登場することが多い。濱田さんは「現代的要素が強く19世紀の衣装に忠実とは言えないが、彼女の個性を表現するための意図的な構成ではないか」と指摘する。

 当時は女性が経済的に自立することが珍しかった。小説家を目指して故郷のボストンから単身ニューヨークを目指すジョーの人物像が「現代的衣装」によってより際立つものとなっている。濱田さんは「この作品に描き出される女性の自立した生き方は現代にも大きく通じている」と話している。

 大阪・TOHOシネマズなど全国で公開中。【倉田陶子】


 

濱田雅子の書評紹介:Nikolay Anguelov, The Dirty Side of the Garment Industryの紹介・考察 A study of Nikolay Anguelov, The Dirty Side of the Garment Industry森下財団紀要第5号 2020年3月 84-109一般財団法人京都大学名誉教授森下正明研究記念財団。           新型コロナウィルスの影響で研究会活動が停滞を余儀なくされています。そこで、本稿を案内させていただきます。下記のリンク先(森下財団紀要第5号)からPDFファイルで閲覧していただけます。本稿は、衣服産業が生態系に及ぼす重大な影響について書かれたニコレイ・アンゲロフ博士の上記の著作の 書評です。ニコレイ・アンゲロフ博士はブルガリア出身で、ダートマスにあるマサチューセッツ大学の公共 政策学科の経済開発教授であり、ビジネスマンです。彼は新しい技術を創り出すことに強い信念を持っており、近い将来テキサス のメカニックの開発プロジェクトに参加して、安定した環境に優しい染料を製造するための代替方法や新しい 方法を見つけることを望んでいます。メールにてご意見・ご感想をお寄せいただければ幸いに存じます。なお、下記の拙著『アメリカ服飾社会史の未来像―衣服産業史の視点からー』においても本書について論じています。

 

追記 アマゾンのカスタマーレヴュー ★★★★★ 

知的いきか太郎:学術的な文献にもかかわらず、大変読みやすくわかりやすく、経営学的にもすばらしい本です。

 このところ,アメリカのファッション業界は「J.Crew Group」破産法第11章の申請や,バーニーズ・ニューヨーク,JCペニーとシアーズなどの経営問題は時代の変革期にきていると考えられます。この本は,アメリカの服飾ついて,学術的に解説されていて,アメリカの文化の一端を垣間見ることができる本です。また消費者の行動なども経営学的に解説されていてすばらしいと思います。