著書・翻訳書

 衣装が語るアメリカ文学、金星堂、 2017年9月1日

定価(税込) 2916円

 

本書は,アメリカ,およびカリブの文学や文化に現れる「衣装」について,「時代の目撃者」,「民族を映す」,「『衣装』という表象」,「あざむく」という章構成のもと,様々な角度から検討したものである。本書を貫くのは,「衣装」という比較的わかりやすいテーマではあるが,一見しただけでは見えにくい表象や事象が,専門の目で探求されている。

 

 

 

目次

序にかえて

第一章 時代の目撃者

飽和の時代と拘束 ― 『アメリカン・サイコ』に見るウォール街の「衣装」 (伊達 雅彦)

〈革命〉をデザインする ― 一九六〇年代アクティヴィズムにおける〈見かけ〉の政治学 (馬場 聡)

ユダヤ系アメリカ人と既製服産業 ― 古着販売からアメリカの象徴ジーンズへ (君塚 淳一)

初期アメリカの奴隷の職種と仕事着 ― トマス・ジェファソンのプランテーションの場合 (濱田 雅子)

 

第二章 民族を映す

極北民族イヌイト社会にみる衣装の機能と象徴性 (本多 俊和 (スチュアートヘンリ))

物語から読み解くチルカット・ブランケット (林 千恵子)

マルディグラ・インディアンにみるフードゥーの混合主義 ― イシュメール・リード『なつかしきニューオリンズ懺悔の三ヶ日』をてがかりとして (峯 真依子)

脱いで始まる、着ずに始めるカーニバル ― 内と外から見るカリビアン・アイデンティティ (山本 伸)

 

第三章 「衣装」という表象

意匠あるいは衣装としての比喩 (西原 克政)

象徴としてのズボン ― アリス・ウォーカーの『カラー・パープル』 (清水 菜穂)

雪のなかの豹 ― ポスト人種的ヴィジョンとトニ・モリスン『神よ、あの子を守りたまえ』 (川村 亜樹)

 

第四章 あざむく

隠れて騙る、隠して語る (西垣内 磨留美)

ウィニフレッド・イートンの自伝小説『私』におけるファッションとその意味について (中地 幸)

イギリスのなかのカリブ ― ポーリン・メルヴィル作品にみる偽装と衣装 (岩瀬 由佳)

先住民の衣装と犯罪者の偽装 ― トニー・ヒラーマンのミステリーを解く (余田 真也)

アメリカ喜劇映画における「女装」の文化史 (中垣 恒太郎)

あとがき

 

編著者紹介/執筆者紹介

 


P.F.コープランド著、濱田雅子訳、図説 初期アメリカの職業と仕事着ー植民地時代~独立革命期、悠書館、2016年

 

定価]本体2,800円+税

[体裁]四六判・304ページ

[ISBN]978-4-86582-009-6

 ✣日本図書館協会選定図書

 

1710年から1810年までの100年間、新聞・雑誌に取り上げられたり肖像画などが残されたりしている上層階級とちがい、一般大衆や地方の農民がどのような職業に就き、どのような服を身にまとっていたのかを示す遺品は皆無に等しい。しかもこの時代のアメリカには、イギリスのホガースやパインのような下層階級の人びとを描いた画家が生まれなかったので、植民地時代のアメリカの一般大衆は、その時代に描写されないまま、歴史から消えてしまった。

 

著者コープランドは、移民としてやってきた人びとの本国(大多数がヨーロッパ)の絵画資料をもとに、アメリカの大衆の生活と服装を類推する方法をとり、さらに、逃亡奴隷を捕えるための広告や旅行者の明細書などにもとづいて、みずからイラストをおこし、仕事着の材質から着用の仕方まで詳細に解説をほどこした。図版はイラスト223点、写真36点にのぼる。

 

本書は、歴史から取り残されてしまった18世紀アメリカの中産階級や下層階級の生活の実相を、体系的かつビジュアルによみがえらせた貴重な文献である。

 

目次

序論

 第1章  船乗りと漁師

 第2章  農民と農村労働者

 第3章  職人と都市労働者

 第4章  商人と行商人

 第5章  フロンティア開拓者

 第6章  輸送労働者

 第7章  公僕

 第8章  正規軍と民兵

 第9章  知的職業人

 第10章 使用人

 第11章 年季契約奉公人と奴隷

 第12章 犯罪人

 第13章 民族に固有の服装

 

 用語解説

 訳者あとがき

 再版にあたっての訳者あとがき

 事項索引

 

 人名索引

 


濱田雅子著、アメリカ服飾社会史、東京堂出版、2009年

ISBN 9784490206692

判型・ページ数 A5・256ページ

定価 本体2,600円+税

 

アメリカ先住民の衣文化とアメリカ大陸発見後の入植時代からアメリカファッションはヨーロッパの影響を受けながらどのように変容していったのか。社会や文化を背景にその歴史をたどる。

  

目次

第1章 北アメリカの自然と衣文化

第2章 プランテーションの衣文化

第3章 アメリカらしさの萌芽

第4章 フランス・ファッションへの憧憬

第5章 ローウェル工場の日々

第6章 西部開拓時代の衣生活

第7章 家庭裁縫から既製服生産へ―1840年代~1920年代のパターン・システム

第8章 衣服大衆化の時代


濱田 雅子 著, 高梨 暢雄 著、ファッションを描く―IllustratorとPhotoshopでスタイル画 [単行本] 

東京堂出版、2005年9月

ISBNコード 978-4-490-20560-2 

税込価格 3,024円

 

 

近年、ファッションの世界でもコンピュータの技術を駆使したデザインや製作が盛んに行われるようになりました。本書はファッション業界のこうした現状や今後を見据えて、コンピュータ・グラフィックでスタイル画を描くための手引き書として製作したものです。

 

練習用素材入りのCD‐ROMを付けたので、短期間で現場でも自宅でもツールの使い方を独習できます。

 

 

目次 

Illustrator CS編(パスの基礎練習

パスの編集

色の編集

テキスタイルの作成 ほか)

Photoshop CS編(画像の切り抜き

テキスタイルの合成

カラー設定と色調補正

描画モードを使った合成 ほか)

著者紹介

 


濱田雅子著、黒人奴隷の着装の研究―アメリカ独立革命期ヴァージニアにおける奴隷の被服の社会的研究、東京堂出版、2002年

ISBN 9784490204605

判型・ページ数 B5・252ページ

定価 本体8,000円+税

 

18世紀、アメリカ独立革命期のヴァージニア。プランテーションで働く“黒人奴隷”は、どのようなものを着ていたのか。実物の現存が皆無の研究条件のなかで、著者は、当時の「逃亡奴隷広告」に記された黒人奴隷の逃亡時の被服描写やプランターの手紙・帳簿などの諸史料、あるいは出土資料、復元した被服素材などを悉く現地調査した。

 

さらに、今は使用されなくなった多種の被服素材を逐一検証し、また史料・関連文献をデータベース化して解析しながら、服飾学と歴史学の確かな眼をもって、彼らの衣生活の実相に切り込んだ。そして、黒人奴隷の着衣のイメージや、当時の有力プランターの被服管理の実情等を、当該期アメリカ史の流れのなかに位置づけることに成功した。

 

アメリカにおいても未開拓の研究領域に真正面からアプローチし、上流階級のきらびやかな服飾史とは異なる中産下層の民衆の衣生活を描破した画期的な労作。

 

目次

序章(目的と方法/研究史 ほか)

第1章 歴史的背景(アメリカ独立改革と合衆国の成立/ヴァージニア植民地の成立 ほか)

第2章 史料としての逃亡奴隷広告(被服描写の史料的価値/被服情報の数量化 ほか)

第3章 逃亡奴隷の着装情況ーその数量的アプローチ(奴隷の被服の種類と素材の特徴/男子の逃亡奴隷の着装実態 ほか)

終章/付録 資料編


P.F.コープランド 著・濱田雅子 訳、アメリカ史にみる職業着 - 植民地時代~独立革命期- Working Dress in Colonial America、せせらぎ出版、1998年

 

ISBN-4915655814

B5判 上製本

定価:6,171円(本体5,714円+税)

 

植民地時代から独立革命期の100年間(1710~1810年)にわたるアメリカ史にみる職業着が、200点を超える挿し絵と30点余りの写真を駆使して歴史的背景とともにビジュアル化される。歴史・文学・服飾研究など多方面に役立つ平易な専門書。

 

目次

序論

 第1章  船乗りと漁師

 第2章  農民と農村労働者

 第3章  職人と都市労働者

 第4章  商人と行商人

 第5章  フロンティア開拓者

 第6章  輸送労働者

 第7章  公僕

 第8章  正規軍と民兵

 第9章  知的職業人

 第10章 使用人

 第11章 年季契約奉公人と奴隷

 第12章 犯罪人

 第13章 民族に固有の服装

 


濱田雅子著、アメリカ植民地時代の服飾、せせらぎ出版、1996年

 

ISBN-4915655679

B5判 上製本

定価:6,291円(本体5,825円+税)

 

アメリカ史学と服飾史学を結合させた日本で最初のアメリカ服飾史の研究書。専門書・教科書として高い学問的水準を持つと同時に、豊富な写真・図版・地図など(189点)を駆使し平易な記述が工夫された、専門外の読者をも魅了する一冊。

 

 

目次

第1章 アメリカ植民地史の概観―服飾史との関連において―

 第1節 ヨーロッパの背景と服飾

 第2節 ヴァージニア植民地の建設と服飾

 第3節 ニュー・イングランド植民地の建設と服飾

 第4節 ニュー・ネザーランド植民地とニュー・ヨーク植民地の建設と服飾

 

第2章 植民地建設期(1607-1675)の服飾

 第1節 ヴァージニア植民地の服飾

 第2節 ニュー・イングランド植民地の服飾

 第3節 ニュー・ネザーランド植民地とニュー・ヨーク植民地の服飾

 

第3章 植民地成熟期(1675-1775)の服飾

 第1節 植民地における社会・経済的発達と服飾

 第2節 植民者の服飾の統一と変化・発展

 

結語 植民地時代アメリカの服飾の歴史的意義

 


丹野郁監修、世界の民族衣装の事典、東京堂出版、2006年9月 濱田は第8章北アメリカ 333-362頁、第9章メキシコ 372-377頁を担当。

 

 

 

ISBN 9784490106688

判型・ページ数 B5・384ページ

定価 本体20,000円+税

 

 

 

世界各地の民族衣装を国や地域ごとに紹介する、初のエンサイクロペディア!着ることに表現された世界の人々の文化・習俗・思惟をこの一冊に網羅。

 

 

 

目次

  ・ 1 東アジア

  ・ 2 東南アジア

  ・ 3 南アジア

  ・ 4 西アジア・アフリカ

  ・ 5 ヨーロッパ

  ・ 6 ロシア

  ・ 7 中央アジア

  ・ 8 北アメリカ

  ・ 9 中南米・オセアニア


丹野郁編、西洋服飾史 増訂版、東京堂出版、1999年5月  第5章 濱田雅子担当

 

ISBN 9784490203677

判型・ページ数 B5・246ページ

定価 本体2,700円+税

 

西洋の服飾史が社会的背景と深く関わりながらどのように変遷したかを遺品や彫刻・絵画・記録など可能な限りの資料を用い実証的に解説した。カラー口絵8頁のほか503点の写真・図版を収載。

 

 

 

目次

1 古代(衣服のはじめ・衣服の基本形態;エジプト人の服飾 ほか)

2 中世(ビザンティン帝国の歴史的背景とその服飾;中世西ヨーロッパの歴史的背景とその服飾 ほか)

3 近世(16世紀の服飾;17世紀の服飾 ほか)

4 近代(総裁政府時代の服飾;いわゆるエンパイヤ・スタイル―1799~1817年 ほか)

5 現代(初期現代衣裳;第一次世界大戦と現代婦人服の成立 ほか)


J.ギロウ&B.センテンス著、日本語版監修=丹野 郁/翻訳編集=国際服飾学会、世界織物文化図鑑、2001年

第5章染料の翻訳を 担当。担当頁:118-145頁。

 

ISBN: 4887215215

価格(税込): \16,200

判頁: A4判/240頁

 

 

 

世界中のあらゆる布地に目をむけ、自然の動植物から得た材料を、個性豊かな装飾具や生活用具に仕上げる手法を紹介。多数の写真や挿し絵と共に民族の知恵と技術の全てを解明する。

 

 

【目次】

1 様々な素材

2 機を使わないテキスタイル

3 機織織物

4 彩色した布・プリントした布

5 染料

6 針仕事

7 刺繍

8 装飾

 


アルベール・ラシネ/原著 アイリーン・リベイロ/編 国際服飾学会/訳編集、世界服飾文化史図鑑、原書房、1991年8月  濱田共訳。担当頁:68-75,96-107,170-197,226-239,286-313頁。

 

ISBNコード 978-4-562-02201-4 (4-562-02201-9)

税込価格 27,262円

 

 

 

 

 

古代~19世紀末までの、あらゆる国や民族の服飾文化を、地理学・歴史学・人類学的な視点から綜合した巨大な労作!

 

目次

第1章 古代世界

第2章 19世紀の古代文明

第3章 ビザンチン帝国から19世紀までのヨーロッパ

第4章 1880年代の伝統的衣裳